「最近、なんとなく疲れやすい」
「立ち上がったときにフラッとすることがある」
「生理の時期になると、いつも以上に身体がだるい」
「貧血と言われたけれど、鍼灸を受けてもいいの?」
「貧血のときに使われるツボを知りたい」
このようなお悩みから、「貧血 ツボ」「貧血 鍼灸」などと検索して、このページをご覧になっている方もいらっしゃると思います。
身体のだるさや疲れやすさが続くと、「体質だから仕方ない」「ツボを押しておけば少し楽になるかな」と考えてしまうこともあるかもしれません。
ただ、貧血が疑われる場合に一番初めに考えていただきたいのは、ツボを押すことではなく、なぜ貧血が起きているのかを確認することです。
貧血には鉄不足だけでなく、月経による出血、食生活、妊娠・出産、そのほか身体の状態が関係しているケースがあります。
そのため、めまい・息切れ・動悸・強い疲労感などがある場合や、健康診断で貧血を指摘された場合には、医療機関で血液検査などを受けて状態を確認しておきましょう。
一方で、
「病院で検査や治療を受けているけれど、身体の疲れや冷えも気になる」
「生理前後になると肩や首までつらくなる」
「睡眠が浅く、疲れが抜けにくい」
といった身体の不調について、鍼灸を体調管理の一つとして検討される方もいます。
この記事では、貧血とはどのような状態なのか、鍼灸ではどのように考えるのか、血海をはじめとしたツボ(経穴)、自宅でできるケア、医療機関を優先したほうがよいケースまで、できるだけ分かりやすくお話しします。
貧血が気になる場合は、医療機関で原因を確認することを優先してください。
鍼灸やツボ押しによって、身体に不足している鉄を直接補給できるわけではありません。
「血海を押せば貧血が治る」
「このツボに鍼をすれば鉄不足がなくなる」
というものでもありません。
ここは、城東いまふく鶴見鍼灸整骨院でも誤解してほしくない部分です。
貧血にはさまざまな原因があるため、貧血そのものの診断や治療については医療機関の役割になります。
そのうえで、身体の冷えや首肩の緊張、睡眠の悩み、月経時に一緒に現れる身体のつらさなどについて、鍼灸を補助的な選択肢として考えることがあります。
つまり、
「貧血だから鍼灸をする」のではなく、「医療機関で必要な確認や治療を行いながら、同時に感じている身体の不調について鍼灸でできることを考える」
という捉え方が分かりやすいと思います。
貧血は、身体の中へ酸素を運ぶ働きに関係するヘモグロビンが不足した状態です。
ヘモグロビンは赤血球の中にあり、肺から取り込んだ酸素を身体の組織へ運ぶ役割があります。
ヘモグロビンが少なくなると、身体の各組織へ酸素を届ける働きが十分に行われにくくなり、
疲れやすい
身体がだるい
動悸がする
息切れしやすい
顔色が悪く見える
頭が重い
集中しにくい
などを感じる場合があります。
一方で、貧血があっても自覚症状がはっきりしないケースもあります。
「症状がそれほど強くないから大丈夫」と自己判断せず、健康診断などで指摘された場合には、医師の指示に従って確認しておくほうが安心です。
貧血という言葉を聞くと「鉄分が足りない」と考えがちですが、すべての貧血が単純な鉄不足によって起きるわけではありません。
代表的なものとして知られているのが「鉄欠乏性貧血」です。
鉄はヘモグロビンをつくるために必要な栄養素なので、身体の中の鉄が不足するとヘモグロビンを十分につくれなくなる可能性があります。
ただし、貧血にはほかにもさまざまな背景があります。
たとえば、
月経などによる出血
食事から摂取する鉄の不足
妊娠や授乳によって鉄の必要量が増えている
胃腸から栄養を吸収しにくくなっている
消化管などから出血している
鉄以外の栄養素が不足している
血液をつくる仕組みに関わる病気
などです。
だからこそ、「貧血っぽいから鉄分を摂ればいい」「ツボを押せばいい」と自己判断だけで済ませないことが大切です。
原因によって必要な対応は変わります。
月経のある女性は、定期的な出血によって鉄を失うため、鉄不足になりやすい傾向があります。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとにした情報では、成人女性の鉄の推奨量は、月経の有無によって異なります。
月経がある女性では、月経のない女性よりも多くの鉄が必要になります。
そのため、
「毎月の生理が重い」
「経血量が多い」
「生理のたびに疲れやすい」
「生理中に立ちくらみや息切れを感じる」
という方では、身体の状態を一度確認しておくことをおすすめします。
特に、以前より経血量が増えた、夜用ナプキンでも漏れてしまう、血のかたまりが頻繁に出るなど、月経について気になる変化がある場合には婦人科への相談も検討してください。
健康診断のヘモグロビン値だけでは、身体に蓄えられている鉄の状態が十分に分からないことがあります。
鉄は身体の中に貯蔵されており、その状態を見る指標の一つが「フェリチン」です。
フェリチンは、身体にどのくらい鉄が蓄えられているかを考える際に使われる検査項目の一つです。
鉄不足が進む過程では、ヘモグロビンが下がる前に貯蔵されている鉄が減っていく場合があります。
そのため、
「健康診断では大きな異常を言われなかったけれど、ずっと疲れている」
「月経量が多く、以前から鉄不足を指摘されたことがある」
という場合は、自分だけで判断せず医師へ相談してみてください。
検査が必要かどうかも含め、医療機関で判断してもらうのが安心です。
貧血の難しいところは、症状が日常的な疲れや睡眠不足と似ていることです。
たとえば、
「仕事が忙しいから疲れているだけ」
「最近寝不足だから朝がつらい」
「立ち仕事だから夕方にしんどくなる」
「肩こりがあるから頭が重い」
と考えていた症状の背景に、貧血が関係している場合もあります。
反対に、疲労感があるからといって、必ず貧血というわけでもありません。
疲れやすさやめまいは、睡眠不足、ストレス、血圧、内科的な問題など、さまざまな原因によって起こります。
症状だけで原因を決めつけないこと。
これは貧血について考えるうえで覚えておいてほしいポイントです。
鍼灸は、鉄欠乏そのものを補う治療ではありません。
ここを理解したうえで鍼灸を検討していただくと、「鍼灸でできること」と「医療機関で診てもらうこと」を整理しやすくなります。
「貧血だから、このツボに鍼をすればいい」
という考え方ではありません。
城東いまふく鶴見鍼灸整骨院では、身体の状態を確認しながら施術内容を考えていきます。
同じように「疲れやすい」と感じていても、
首や肩の緊張が強い
身体が冷えやすい
睡眠が浅い
月経前後に体調が変わりやすい
胃腸の調子も気になっている
デスクワークで身体がこわばっている
育児や仕事で十分に休めていない
など、その方によって悩みは違うからです。
「貧血という名前だけを見る」のではなく、「その方が今どのようなことで困っているのかを見る」ことを大切にしています。
鍼灸について詳しく知りたい方は、城東いまふく鶴見鍼灸整骨院の鍼灸治療についてもご覧ください。
鍼灸では、症状名だけではなく身体全体の状態を確認しながら、使用するツボ(経穴)を考えます。
「経穴(けいけつ)」とは、一般的に「ツボ」と呼ばれている身体のポイントです。
テレビや雑誌、SNSなどでは、
「○○に効くツボ」
という紹介を見かけることがあります。
セルフケアとして場所を知るには分かりやすい表現ですが、実際の鍼灸施術ではそれほど単純ではありません。
たとえば同じ「身体がだるい」という訴えでも、
冷えを強く感じる方と、肩や首の緊張が目立つ方では身体の状態が違います。
月経前後に症状が強くなる方もいれば、睡眠不足が続いたときに強くなる方もいます。
そのため、一つの症状に対して一つのツボを機械的に選ぶのではなく、問診や身体の状態をもとに判断していくというのが鍼灸の基本的な考え方です。
貧血や月経について調べたときによく目にする経穴の一つが「血海(けっかい)」です。
血海は足の太陰脾経という経絡に属する経穴です。
場所は、膝のお皿の内側上方付近。
膝を伸ばした状態で、膝のお皿の上端から少し上、太ももの内側にあります。
ただし、正確な経穴の位置には解剖学的な目印があるため、「だいたいこの辺」と強く押し続けるのはおすすめしません。
セルフケアで触れる場合には、痛みを我慢するほど強く押さないようにしてください。
血海という名前から「血に関係するツボだから貧血にも効く」と考えたくなりますが、そう単純なものではありません。
ツボ押しで、鉄欠乏の原因となっている鉄そのものを身体へ補うことはできません。
また、出血などが原因で貧血になっている場合、その原因をツボ押しによって取り除けるわけでもありません。
そのため、
「血海を毎日押しているから病院へ行かなくてもいい」
という考え方は避けてください。
血海を含む経穴は、鍼灸施術の中で身体の状態に合わせて選択されることがあるポイントの一つとして理解していただくのがよいと思います。
三陰交(さんいんこう)は、足首の内側にある経穴です。
内くるぶしの上方、すねの骨の内側付近に位置しています。
東洋医学では女性の身体について考える際に用いられることが多く、生理に関連した記事やツボ紹介でもよく見かける名前です。
ただし、三陰交についても、
「ここを押せば貧血が改善する」
という意味ではありません。
また、妊娠中など身体の状態によっては自己流で強く刺激しないほうがよい場合もあります。
妊娠中に鍼灸やツボ刺激を取り入れたい場合には、かかりつけの医師へ相談したうえで、国家資格を持つ鍼灸師へ相談してください。
足三里(あしさんり)は、膝の下にある代表的なツボの一つです。
膝のお皿の外側下方から、すねに沿った部分に位置しています。
鍼灸に詳しくない方でも、一度は名前を聞いたことがあるかもしれません。
足三里も「貧血専用のツボ」ではなく、身体の状態を見ながら選択される経穴の一つです。
血海、三陰交、足三里。
どれも有名なツボではありますが、有名だから自分に合うとは限りません。
鍼灸施術では、その日の身体の状態によって使う場所が変わることもあります。
ツボ押しは、痛いほど強く刺激する必要はありません。
「効かせたいから強く押そう」
「青あざになるくらい押したほうがいい」
という考え方は避けてください。
自宅で血海などを刺激する場合には、
指の腹を使う
呼吸を止めない
痛みを我慢しない
数秒程度ゆっくり押して離す
何度も長時間押し続けない
といった方法で、心地よい範囲にとどめます。
押した部分に強い痛みが出たり、皮膚に異常が出たりした場合には中止してください。
身体の状態によっては、セルフケアより医療機関への相談を優先してください。
たとえば、
原因の分からない強いめまいがある
息苦しい
動悸が強い
意識が遠のく、失神した
胸の痛みがある
急に身体の状態が悪くなった
顔色が明らかに悪いと言われる
黒い便や血便がある
出血が続いている
月経量が以前より明らかに増えた
妊娠中で強い体調不良がある
といった場合です。
「貧血かもしれないからツボを押して様子を見よう」とせず、医療機関を受診してください。
強い症状がなくても、疲労感・動悸・息切れなどが長く続いている場合には一度相談しておくほうが安心です。
鉄不足が関係する場合には、毎日の食生活を見直すことも選択肢になります。
鉄を含む食品には、
赤身の肉
赤身の魚
貝類
レバー
大豆製品
小松菜
ほうれん草
などがあります。
鉄には、肉や魚などに含まれる「ヘム鉄」と、植物性食品などに含まれる「非ヘム鉄」があります。
食事では一つの食品だけに偏るのではなく、たんぱく質やビタミンCを含む食品なども組み合わせながら、バランスよく食べることを考えてみてください。
ただし、すでに貧血と診断されている方が、食事だけで自己流に治療しようとすることはおすすめできません。
必要な治療については医師の指示を受けてください。
鉄剤などを処方されている場合も、自己判断で中断しないようにしましょう。
「鉄が足りないかもしれないから」と、検査をせず大量の鉄サプリメントを摂取する方法もおすすめできません。
鉄は身体に必要な栄養素ですが、多く摂れば摂るほどよいものではありません。
食生活について不安がある場合や、すでに鉄不足を指摘されている場合には、医師や管理栄養士などの専門家に相談してください。
特に、何らかの薬を服用している方、妊娠中・授乳中の方、持病のある方などは自己判断を避けたほうが安心です。
身体の状態によって異なります。
貧血があるというだけで必ず鍼灸を受けられないわけではありませんが、強いめまい・息切れ・動悸などがある場合には、鍼灸より医療機関での確認を優先します。
すでに病院で診断や治療を受けている場合には、その内容も可能な範囲でお聞かせください。
無理に施術を行うのではなく、その日の身体の状態を確認したうえで判断します。
通常の鍼灸で使用する鍼は細く、採血のように血液を採る施術ではありません。
ただし、体調がすぐれないときや、強い貧血がある場合などは、施術を受ける前に医師や鍼灸師へ相談してください。
鍼灸を受けるときには、「貧血を指摘されている」「鉄剤を飲んでいる」などの情報も伝えていただけると、身体の状態を確認する際の参考になります。
「貧血ならこのツボが一番」という決まった経穴はありません。
血海、三陰交、足三里などが紹介されることはありますが、鍼灸では身体の状態を見ながら使う経穴を考えます。
また、ツボ刺激は医療機関で行う貧血の検査や治療の代わりにはなりません。
強く刺激せず、皮膚や身体に異常がなければ、セルフケアとして軽く触れる程度に行う方もいます。
ただし、押すと強く痛む、腫れている、赤くなっているなどの場合には刺激しないでください。
症状を改善しようとして長時間押し続ける必要もありません。
貧血そのものが疑われる場合には、医療機関を優先してください。
血液検査によってヘモグロビンなどの状態を確認し、必要に応じて原因を調べてもらいます。
そのうえで、
「首や肩もつらい」
「冷えが気になる」
「身体がこわばっている」
「睡眠についても悩んでいる」
など、併せて感じている身体の不調について鍼灸を検討するという順序がおすすめです。
城東いまふく鶴見鍼灸整骨院では、「貧血だから血海」というように、一つの症状名だけから使用するツボを決めることはしていません。
どのような場面で身体がつらくなるのか。
いつから気になっているのか。
病院で検査を受けているのか。
月経との関係はあるのか。
身体の冷えや睡眠、肩や首の状態はどうなのか。
こうしたことをお聞きしながら、その方の身体に合わせて施術について考えます。
身体を実際に確認すると、同じ「疲れやすい」という悩みでも状態は人によって違います。
だからこそ、一律に同じ経穴へ鍼をするのではなく、その日の身体を確認することを大切にしています。
安全に施術を検討するため、現在受けている治療や身体の状態について可能な範囲でお伝えください。
たとえば、
健康診断で貧血を指摘された
医療機関で鉄欠乏性貧血と診断された
鉄剤を服用している
月経量が多い
妊娠している可能性がある
妊娠・授乳中である
最近めまいが強い
立っていると息切れする
以前失神したことがある
血液に関係する病気で治療中
などです。
お話しいただいた内容によっては、鍼灸施術を行う前に医療機関への受診をご案内することがあります。
「せっかく来たのに施術をしてもらえなかった」と感じるかもしれませんが、安全を優先した判断です。
無理に施術することより、その方にとって今どの対応が必要なのかを考えることを大切にしています。
「病院で必要な検査は受けているけれど、身体のつらさについて鍼灸も相談してみたい」という方は、城東いまふく鶴見鍼灸整骨院へご相談ください。
当院は大阪市城東区今福東にあり、大阪メトロ長堀鶴見緑地線・今福鶴見駅から徒歩圏内です。
鍼灸が初めての場合、
「鍼は痛くないの?」
「どこに刺すの?」
「何本くらい使うの?」
といった不安もあると思います。
気になることがあれば、施術前に遠慮なくお尋ねください。
鍼灸を受けること自体を目的にするのではなく、今の身体の状態を確認したうえで、必要な施術をご提案します。
貧血が疑われるときに覚えておいてほしいのは、「ツボだけで何とかしようとしない」ということです。
貧血には、鉄不足、月経による出血、食生活、妊娠・出産、そのほかさまざまな原因が関係します。
血海や三陰交、足三里など、身体の状態によって鍼灸で使われることのある経穴はあります。
しかし、
血海を押せば貧血が治るわけではありません。
鍼灸によって鉄そのものを補えるわけでもありません。
疲労感、動悸、息切れ、めまいなどがある場合や、健康診断で貧血を指摘された場合には、医療機関で必要な検査を受けてください。
そのうえで、
「身体の冷えも気になる」
「首や肩のつらさが続いている」
「生理前後になると身体全体がしんどい」
「疲れているのに眠りが浅い」
など、ほかの身体の不調について鍼灸を取り入れたい場合には、一度ご相談ください。
医療機関で確認することと、鍼灸で身体を整えていくことを混同せず、それぞれを上手に使い分けていくことが大切です。
城東いまふく鶴見鍼灸整骨院では、症状名だけを見て施術を決めるのではなく、現在のお身体の状態や生活の中で困っていることを伺ったうえで施術についてご提案します。
「貧血を指摘されているけれど鍼灸を受けても大丈夫?」
「血海などのツボについて詳しく知りたい」
「病院で検査を受けながら、肩こりや冷えについても相談したい」
という方も、お気軽にお問い合わせください。
医療機関での確認を優先したほうがよいと判断した場合には、その旨もお伝えします。
大阪市城東区・今福鶴見周辺で鍼灸をお探しの方は、城東いまふく鶴見鍼灸整骨院へご相談ください。
ご予約はインターネット予約からも受け付けています。
【参考情報】
記事内の貧血・鉄に関する医学的な一般情報は、厚生労働省「女性の健康推進室 ヘルスケアラボ」、厚生労働省「健康日本21アクション支援システム(e-ヘルスネット)」などの公的情報を参考にしています。
※本記事は貧血の自己診断や治療を目的としたものではありません。症状がある場合や健康診断で異常を指摘された場合には、医療機関へご相談ください。

| 院名 | 城東いまふく鶴見鍼灸整骨院 |
|---|---|
| 所在地 | 〒536-0002 大阪府大阪市城東区今福東1丁目7-5 |
| 電話番号 | 06-6167-8503 |
| 営業時間 | 【午前】9:00~13:00 【午後】16:00~20:00 |
| 休診日 | 土曜午後、日・祝日 |
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00~13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 16:00~20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | × |
| 休診日:土曜午後、日・祝日 | ||||||