
柔道整復師と鍼灸師の資格を併せて持つと、年収はどのくらい変わるのでしょうか。資格が増えることと、給与が自動的に増えることは同じではありません。働く場所、担当業務、手当の条件によっても変わります。公的統計を読むときの注意点と、求人や進学先で確認したい項目を整理します。
一般に「鍼灸師」と呼ばれますが、法律上は「はり師」と「きゅう師」が別の免許です。柔道整復師にも別の免許制度があります。柔道整復と鍼灸の二つの分野を学ぶことが「ダブルライセンス」と表現されても、正式な資格名と、取得する免許を具体的に確認することが大切です。
柔道整復師法は、国家試験に合格した者への免許と名簿登録について定めています。また、はり師・きゅう師の制度でも、それぞれの免許が必要です。一つの資格を取れば、もう一方の資格に必要な手続きがすべて不要になるというものではありません。
進学先を比較する際は、卒業時にどの試験の受験資格を得られるのかを確認しましょう。「複数資格を目指せる」という案内でも、同時に学ぶのか、卒業後に別課程へ進むのかで、期間や費用、時間割が変わります。学校ごとの募集要項で確かめる必要があります。
働き方を考えるときも、免許の数だけでなく、実際に担当する業務と経験を整理したいところです。二つの分野を学ぶ目的が明確であれば、希望する職場でその学びを使えるか、研修や指導を受けられるかという質問につなげやすくなります。
制度の出典:厚生労働省:柔道整復師法、同:あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律。
2026年10月19日に確認した厚生労働省のjob tagでは、柔道整復師とはり師・きゅう師の両ページに、全国の賃金(年収)の参考値として454.2万円が掲載されています。出典は令和7年賃金構造基本統計調査の結果を加工したものです。ただし、この数字はダブルライセンス保有者だけの平均年収ではありません。
job tagは、各ページの統計が、その職業のみのデータを表すとは限らないことを明記しています。掲載されている数字を「柔道整復師だけを持つ人」「鍼灸師だけを持つ人」「両方を持つ人」の比較とみなすことはできません。両ページの金額を足して、二つの資格を持つ人の年収を計算するのも不適切です。
また、調査年の違い、対象地域、年齢や経験、雇用形態が違えば、同じ「年収」という見出しでも比較の前提が変わります。新卒で就職する人の初年度給与を、幅広い就業者を含む統計の値と同じだと考えないようにしましょう。
今回確認した公的資料だけから、「二つ持つと平均で何万円増える」とは示せません。統計は仕事全体を知る材料として使い、自分の見込み収入は、応募先が提示する給与と支給条件から確認するのが現実的です。金額だけを抜き出した広告を見るときも、出典と対象をたどってみてください。
参考:job tag:柔道整復師、job tag:はり師・きゅう師。掲載値は資料確認日時点です。

求人に資格手当が書かれていても、二つの資格分を加算するのか、どちらか一方だけなのか、実際にその業務を担当するときだけ支給されるのかは、記載を確認する必要があります。面接では「両資格を持つ場合、基本給と手当はそれぞれいくらですか」と聞くと具体的です。
月給の中に固定残業代が含まれる場合は、その金額と対象時間、超過分の支払いを確認しましょう。厚生労働省は、固定残業代を除く基本給、計算に用いる時間数と金額、超過分の追加支払いを明示するよう案内しています。総額だけの比較では、働く時間の違いを見落としやすくなります。
年収の計算では、毎月確定する部分と、業績・評価で変動する部分を分けます。仮に月の固定支給額が28万円、年間賞与が20万円なら、単純計算は28万円×12か月+20万円=356万円です。これは計算方法を示す架空の例で、相場や当院の募集条件ではありません。税金等を差し引いた手取り額とも異なります。
賞与の「前年度実績」は、自分にも同じ額が保証される意味とは限りません。入社初年度の扱い、試用期間中の給与、歩合の計算方法、昇給の基準も確認しましょう。条件を書面で見比べると、どこが確定し、どこが未確定なのかを整理できます。
参考:厚生労働省:労働条件の明示。
「開業して年商がいくら」という話を、そのまま勤務者の年収と比べることはできません。売上はサービス提供などによって得る収入の総額であり、そこから家賃、材料費、人件費などの経費がかかります。事業に残る利益と、生活に使えるお金も同じではありません。
資格が複数ある場合でも、提供できるメニューが増えれば売上が必ず増えるとは限りません。設備や材料、学習、衛生管理など、必要な準備も考える必要があります。一人で対応するなら、一日に使える時間にも限りがあります。メニュー数だけを増収の根拠にしないようにしましょう。
計画を作る際は、来院人数や単価について希望どおりのケースだけでなく、少ないケースも並べてみます。固定的にかかる費用と、利用が増えると増える費用を分け、支払いが続けられるかを確認することが大切です。具体的な資金・税務の見通しは、税理士や創業相談窓口などへ相談してください。
勤務を続けながら将来を考える場合は、臨床経験を積む環境、記録や説明を学ぶ機会、事業運営を理解する機会も判断材料になります。「資格を増やすこと」と「経営を学ぶこと」は、それぞれ準備したい課題です。開業の成功例だけから、自分にも同じ収入が得られると予測しない方が計画を立てやすくなります。
所得の区分と計算の参考:国税庁:事業所得の課税のしくみ。

ダブルライセンスを検討するときは、将来の年収だけでなく、追加の学費、教材費、通学費、試験や登録の費用、学習時間を整理しましょう。働きながら学ぶなら、勤務できる時間が変わる可能性も含めて、自分の生活に当てはめることが大切です。
学校へは、必要な総額、各年度の納付時期、実習の日程、既に持つ資格による扱いを具体的に質問します。「最短」「割引」といった言葉だけで決めず、その条件に自分が当てはまるかを確認してください。支援制度を利用する場合も、対象要件や申請時期を公式案内で確かめましょう。
希望する職場には、両資格をどの業務で使うのか、入職後にどのような指導があるのか、評価や給与へどう反映されるのかを聞いてみます。資格取得後にしたい仕事を一文で説明できると、学ぶ内容と進路を結びつけて考えやすくなります。
柔道整復師と鍼灸師の資格を併せて持つことは、学びや仕事の選択を考える材料になります。ただし、年収の上昇を保証するものではありません。統計の対象を確かめ、実際の求人条件と取得に必要な負担を並べて、自分の進路を検討してください。
本記事は職業情報を読むための一般的な整理です。個別の雇用契約、進学、税務については、応募先・学校や各分野の相談窓口で確認してください。

| 院名 | 城東いまふく鶴見鍼灸整骨院 |
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| 所在地 | 〒536-0002 大阪府大阪市城東区今福東1丁目7-5 |
| 電話番号 | 06-6167-8503 |
| 営業時間 | 【午前】9:00~13:00 【午後】16:00~20:00 |
| 休診日 | 土曜午後、日・祝日 |
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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| 9:00~13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
| 16:00~20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | × |
| 休診日:土曜午後、日・祝日 | ||||||