便秘と腰痛が同時にあるときは?原因を決めつけず確認したい症状と対処法

2026.09.14 | カテゴリ: 健康コラム,整骨院,接骨院

便秘のときに腰も痛む場合、「便がたまっているだけ」と考えず、内科・消化器内科などへ早めに相談してください。便秘と腰痛が同時に起こることはありますが、症状が重なっただけでは、一方が他方の原因とは判断できません。腰の病気や、消化器・泌尿器などの問題を確認する必要がある場合もあります。

特に、強い腹痛、吐く、おならも出ない、血便、発熱などがある場合は、自己流の便秘対策を続けるより受診を優先します。この記事では、便秘と腰痛の関係をどう考えるか、相談時に伝えること、生活の見直し方を整理します。

便秘で腰が痛くなることはあるのでしょうか

腹部の不快感と腰の痛みは、分けて確認する

便秘には、お腹の張りや痛みなどが伴うことがあります。しかし、腰の痛みがあるからといって、たまった便が神経や筋肉を圧迫していると説明できるわけではありません。お腹と腰でそれぞれ、どこが、いつから、どのように痛むかを確認しましょう。

例えば、排便の前後でお腹の張りは変わるが、腰は歩くと痛い場合と、急な腹痛に続いて腰も強く痛む場合では、伝える経過が異なります。排便後に楽になったとしても、その一度の変化だけで原因を確定することはできません。

米国国立糖尿病・消化器病・腎疾病研究所(NIDDK)の便秘の解説では、便秘に腰痛を伴う場合も、早めに医師へ相談する症状の一つに挙げられています。便秘がある腰痛を、安心して放置できるものと考えないことが大切です。

「骨盤のゆがみを直せば便秘も治る」とは限らない

便秘には、食事や水分、活動量、便意を我慢する習慣、薬の影響、腸の動きや排便機能など、複数の要因が関係します。背骨や骨盤の見た目だけで内臓の働きを判断したり、整体を受ければ便秘が治ると保証したりすることはできません。

施術後に便通が変わった体験があっても、それだけで骨盤が便秘の原因だったとは証明できません。その日の食事、薬、生活の変化なども関係する可能性があります。便秘の診断や治療と、筋肉・関節の負担への対応を分けて考えましょう。

早めの受診が必要な症状

腹痛・嘔吐・おならが出ない場合

便秘に強い、または続く腹痛、嘔吐、おならが出ないなどの症状がある場合は、速やかに医療機関へ相談してください。強い痛みで動けない、意識がぼんやりするなど緊急性が高いときは119番を利用します。下剤を増やしたり、お腹を強くもんだりして様子を見続けないでください。

血便、肛門からの出血、発熱、意図しない体重減少、以前と違う急な便通の変化も、診察で伝える症状です。「痔だと思う」「昔から便秘だから」と自己判断せず、どのような変化があったかを説明しましょう。

腰痛と一緒に、脚や排尿・排便の機能が変わった場合

便が硬くて出にくいことと、便意が分からない・便をコントロールできないことは、同じではありません。腰痛とともに脚の力が落ちる、股の間の感覚が鈍い、尿が出にくい・漏れる、便のコントロールが変わる場合は、急いで医療機関へ相談してください。

日本整形外科学会の腰痛の案内でも、神経の症状や安静でも軽くならない痛みなどを放置しないよう示されています。便秘薬で解決する問題と決めつけず、腰と排泄の変化を一緒に医師へ伝えることが重要です。

セルフケアで改善しない、繰り返す場合も相談

強い症状がなくても、便秘が続く、普段と便通が変わった、腰痛を繰り返す、食欲や生活に影響している場合は相談しましょう。検査が必要かどうかは、年齢、家族歴、症状、診察などから医師が判断します。記事だけで病気の有無は分かりません。

便秘と腰痛が同時にある場合は、最初に相談する医療機関で両方の症状を伝えてください。便秘だけ、腰痛だけと別々に説明するより、全体の経過が伝わりやすくなります。すでに通院中なら、使用している薬も確認しましょう。

便秘は「何日出ていないか」だけではありません

排便の回数が少ないことに加えて、便が硬い、出すときに強くいきむ、痛い、出し切れていない感じがするなども確認します。毎日少しずつ出ていてもつらい場合があり、回数だけで問題がないとは言えません。

NHSの便秘の解説も、便の硬さや出しにくさ、残便感などを症状として説明しています。普段の状態と比べてどう変わったかを、分かる範囲で記録してください。正常な回数を目指して、無理に毎日出そうとする必要はありません。

便通の記録は、他人と比較するためのものではありません。「以前は苦痛なく出ていたが、最近は硬くて痛い」「便意があっても職場で我慢することが増えた」など、生活の中の変化を伝えるために使います。

便秘と腰痛の両方があるときの生活の見直し

水と果物を置いたテーブルで生活習慣を振り返る女性
AIで生成したイメージ写真です。

食事は一つの食品に偏らず、少しずつ調整する

食事量が減っていないか、野菜・果物・豆類・穀類などを取る機会が少なくなっていないかを振り返ります。食物繊維を急に大量に増やすのではなく、身体の反応を見ながら調整することが大切です。強い腹痛や嘔吐などがある場合は、食事で解決しようとせず診察を優先してください。

NIDDKの便秘と食事の解説には、食物繊維を少しずつ増やすことや、水分を合わせて考えることが示されています。持病による食事制限や食物アレルギーがある方は、その条件に合う方法を医師や管理栄養士へ相談しましょう。

例えば、欠食が多いなら食事の時間を確保する、忙しくて選択肢が限られるなら食べやすい食品を用意するなど、続けられる工夫から始めます。特定の食品だけを大量に食べたり、極端に食事を減らしたりする必要はありません。

水分は、身体の状態と医師の指示に合わせる

忙しくて飲む機会が少ない、汗をかく日も同じ量しか飲んでいないなど、水分を取る状況を確認します。必要な量は体格、活動、気温、病気の有無などで異なります。誰もが一定量を大量に飲めば便秘や腰痛が治るわけではありません。

心臓や腎臓の病気などで水分制限を受けている方は、自己判断で増やさず担当医に相談してください。飲み物を手の届く所へ置く、休憩時に飲むなど、生活に合う取り方を考えます。無理な一気飲みは避けましょう。

腰に無理のない範囲で身体を動かす

便秘対策として活動量を見直すことはありますが、腰痛を我慢して走ったり腹筋運動を繰り返したりする必要はありません。受診の必要性を確認し、無理なく歩ける範囲や、座りっぱなしを区切る方法を相談します。

腰が痛くて外へ出る機会が減り、活動量や生活のリズムも変わっている場合は、その経過を医療者へ伝えましょう。運動を増やす前に痛みへの対応が必要なこともあります。痛みと便秘の両方を、意志の弱さや運動不足だけで説明しないでください。

便意を我慢し続けない環境を考える

仕事、外出、育児などでトイレへ行く時間を取りにくい場合は、生活の中で使える時間を確認します。急いで出そうとして長く強くいきむより、落ち着ける時間と場所を確保することを考えましょう。

便座に座ったとき足が安定しない場合は、低く安定した足台が役立つことがあります。ただし、腰や股関節が痛む姿勢を無理に取る必要はありません。転びやすい方は、乗り降りの安全も確認してください。足台だけで便秘の原因が解決するとは限りません。

薬・サプリメントは、自己判断で増減しない

腰痛のために使う薬を含め、便秘に影響する薬やサプリメントがあります。飲み始めた時期や変更した時期と、便通の変化を確認して医師・薬剤師へ伝えてください。原因と思っても、処方薬を自分で中止しないようにしましょう。

NIDDKの便秘治療の解説では、薬の見直しや下剤の選択を医療者と相談することが示されています。下剤には種類があり、持病、妊娠・授乳、ほかの薬などによって適した使い方が変わります。

「効かないから」と複数の薬を重ねる、表示より多く使う、家族の処方薬を使うといった方法は避けてください。自然由来や健康食品という表示があっても、作用が穏やかで誰にでも安全とは限りません。商品名や成分が分かるものを持参すると相談しやすくなります。

診察前に便通と腰痛を一緒に記録する

便通について伝えること

  • 最後に排便した日と、普段の回数からの変化
  • 便の硬さ、出しにくさ、残便感、出血の有無
  • 腹痛や張り、吐き気、おならが出るかどうか
  • 食事・水分・活動・生活リズムの変化
  • 使用している薬、サプリメント、便秘薬

NIDDKの便秘の診断に関する解説でも、症状、生活、服薬、既往歴などを確認することが示されています。記録が完璧でなくても相談できます。強い症状があるときは、何日分も記録を集めてから受診する必要はありません。

腰痛について伝えること

  • 痛みが始まった時期と、便秘が始まった時期
  • 腰のどこが痛むか、脚へ広がる症状があるか
  • 排便前後、座る・立つ・歩くなどで変化するか
  • 夜間や安静時にも痛むか、眠れているか
  • けが、発熱、排尿の変化、筋力の変化がないか

痛みを0~10などの数字で表す場合も、他人と比べる必要はありません。「痛みは軽いが長く座れない」「便は出たが腰痛は変わらない」などの情報を添えると、生活への影響を伝えやすくなります。

自宅で避けたい対処法

便を動かそうとして、お腹を強く押したり、痛む腰を大きくひねったりしないでください。お腹の痛みがある状態で自己流のマッサージを続けることは、必要な診察を遅らせる可能性があります。妊娠中や手術後、持病のある方は特に医療者へ確認しましょう。

便がたまっているかを自分で確かめるために、指などで処置することも避けてください。長く続く便秘では医療者による対応が必要になる場合があります。少量の便や水様の便が出たというだけで、問題が解決したと判断できない場合もあります。

便秘と腰痛を一度に治すとする器具や施術を選ぶ前に、症状の原因と対応範囲を確認しましょう。見た目の姿勢や骨盤の写真は、腸の状態を調べる検査の代わりにはなりません。

便秘と腰痛についてよくある質問

便が出たら、腰痛の受診は不要ですか?

便が出ても腰痛が続く、悪化する、脚や排尿に変化がある場合は受診が必要です。排便後に一時的に楽になった場合も、症状を繰り返すなら経過を伝えて相談しましょう。

何科に相談すればよいですか?

便秘と腹部の症状がある場合は内科・消化器内科、腰や脚の症状については整形外科が相談先になります。迷う場合はかかりつけ医へ両方を伝えてください。急な強い症状があるときは、通常の予約を待たずに緊急の相談を行います。

妊娠中や産後なら、便秘と腰痛は普通ですか?

妊娠中や産後に便秘が起こることはありますが、腰痛や腹痛をすべて通常の変化と考えることはできません。出血、発熱、強い痛み、急な体調の変化などがある場合は、産科や出産した施設へ相談してください。便秘薬の使用も、妊娠・授乳の状況を伝えて確認します。

出産や手術の後にいきむのが怖い、傷が痛くて排便を避けている場合も、そのまま伝えて大丈夫です。赤ちゃんの世話で食事やトイレの時間を確保できないことも、支援を相談する材料になります。自分だけで我慢し続けないでください。

整骨院で便秘の治療もできますか?

当院では便秘の病気の診断、検査、薬の処方はできません。腰の筋肉・関節の負担について相談できる場合はありますが、便秘の改善を保証するものではありません。まず必要な医療機関での確認を優先します。

今福鶴見で腰の負担を相談したい方へ

城東いまふく鶴見鍼灸整骨院では、診察での説明や日常動作を伺い、対応できる範囲で腰の負担を相談できます。筋肉・筋膜に関する腰の不調は、筋・筋膜性腰痛症の案内をご覧ください。便秘を骨盤だけの問題として扱わず、必要な診察を優先します。

来院をご検討の方は、施術メニュー・料金院長紹介地図・アクセスをご確認ください。予約・相談の案内から、腰痛の経過と医療機関で受けた説明をお伝えいただけます。

当院のご案内・アクセス

城東いまふく鶴見鍼灸整骨院の外観
院名 城東いまふく鶴見鍼灸整骨院
所在地〒536-0002
大阪府大阪市城東区今福東1丁目7-5
電話番号06-6167-8503
営業時間【午前】9:00~13:00
【午後】16:00~20:00
休診日土曜午後、日・祝日

アクセス方法

  • 大阪メトロ長堀鶴見緑地線「今福鶴見駅」2番出口より徒歩6分
  • バス停「今福大橋」より徒歩3分
  • 大阪メトロ今里筋線・長堀鶴見緑地線「蒲生四丁目駅」5番出口より徒歩16分
  • 大阪メトロ長堀鶴見緑地線「横堤駅」6番出口より徒歩22分
  • JR学研都市線「放出駅」北出口より徒歩26分

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