肩こりに悩まされている方の多くに肩甲骨周りの筋力の低下と運動不足が見られます。
先日、
今福東から来院された患者様が「肩こりがひどくて眠れない。朝寝違えをよくしてしまいます。」とおっしゃっておられました。
肩こりといいましても、寝違えを頻発するような状態のものは、頚椎捻挫にあたる場合が多いです。
その方は、デスクワークをしていて同じ姿勢を続けるのが習慣になっているそうです。
猫背になり、頭は前に突き出して、大変悪い姿勢でパソコンに向かっているそうです。
検査しましたところ、不良姿勢が習慣になってしまっていて、肩甲骨の周りの筋力が弱くなっておられました。
この患者様のような生活の方は多いです。
この患者様にも「家で、できるような簡単な運動はありませんか?」と聞かれましたので、本日は簡単な肩のコリに効く運動をお教えいたします。
それは、ズバリ!腕立て伏せです!
腕立て伏せをすると、肩こりを悪化させている、さぼっている筋肉を鍛えることができます。
さぼっている筋肉とは?
菱形筋(りようけいきん)と前鋸筋(ぜんきょきん)です。
この2つの筋肉は背中の後ろ側と横側から肩甲骨を安定させています。
細かい筋肉の作用などの言及は省略いたしますが、肩甲骨を横と後ろから支えている筋肉であり、この筋肉が筋力低下すると肩甲骨の位置がズレて肩こりの元となります。
膝つき腕立て伏せのやり方
腕立て伏せといっても色々と種類がありますが、簡単にできる膝つき腕立て伏せの説明をいたします。
- うつ伏せになり、膝をついて用意をします。
- 肩幅よりすこし広めに手をついて肘を伸ばしフォームを作ります。
- 手の位置は、肩と同じくらいの位置に置きます。
- 膝から肩まで一直線の腕を立てた形を作ります。
- 胸をゆっくり下げて床につけていきます。
- 下げれるところまで下げたら肘を伸ばしてもとに戻ります。
- 20回繰り返します。
- 2セットおこないます。
このように、腕立て伏せをすることで、菱形筋と前鋸筋が刺激されて肩甲骨の位置が安定してまいります。
肩甲骨周りが安定すると、肩こりも減ってまいります。
当院では、肩こりの方には骨盤矯正をおすすめしております
肩こりに悩まされる方は、必ずと言ってよいほど巻き肩になっておられます。
なぜ、巻き肩になるかというと、姿勢が悪いからです。
姿勢の悪さは
骨盤の歪みからなのですが、そもそも姿勢が悪いという自覚がない方は多いです。
この姿勢の悪さで頑張りすぎている筋肉とさぼっている筋肉とが出てきます。
当院では、まずお話をお聞きして、検査をさせていただいて、状況をお伝えしていきます。
骨盤矯正をすることで、歪んでしまった骨盤を元に戻して、重心を戻し、姿勢をよくしていき、肩甲骨周りの動きを改善して、巻き肩を治し肩の痛みを改善してまいります。
本日は、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。