本日は、肩こりの原因は肩甲骨が関与しているのか?を述べさしてもらいます。
従来、肩甲骨とよばれているものは人が二足歩行を始めてから現在の形状になったといわれています。
二足歩行を始める前には、四足で移動をしていたため肩甲骨の形状や動きも現在とはおおきくことなりました。
進化のなかで人は両足で立つことが可能となり、今まで地面についていた両腕を自由に使えるようになり道具を使い始め、飛躍的に文明も進化をしたといわれています。
しかし、四足歩行を止めて二足歩行を取り入れて両腕を自由に使えるようになり道具や文字というものが生まれて私たちの生活も豊かとなった反面、この頃から肩こりが生じてきたといわれています。
それでは何故、肩こりが酷い人とそうでない人の違いはどうして生じてしまうのでしょうか?
そこで肩まわりに付着する筋肉とはたらきについて説明させていただきます。
○僧帽筋
後頭骨と外後頭隆起、項靭帯、第7頚椎~第12胸椎の棘突起と棘上靭帯から起こり肩甲骨の肩甲棘と肩峰、鎖骨外側1/3の領域に付着する。
作用、働きとして肩甲骨を内転・挙上・下制・上方回旋させる。
また、上肢帯が固定されているときには頚部を同側方に側屈させ、両側が働くと頚部を伸展させる。
表層に位置する筋肉で日常生活では床から物を拾ったり、うがいをするといった動作をするときに関与します。
○肩甲挙筋
第1~第4・5頚椎の横突起の後結節から起こり肩甲骨の内側縁の上1/3の領域に付着する。
作用、働きとして肩甲骨を挙上させます。
日常生活では肩をすくめたり、肩甲骨を固定させ首を横にむけます。
寝違えをしたときに、痛めやすい筋肉です。
○菱形筋
大菱形筋:第1~第4胸椎の棘突起と棘間靭帯から起こり肩甲骨の内側縁の下2/3の領域に付着
小菱形筋:第6、7頚椎の棘突起と項靭帯から起こり肩甲骨の内側縁で大菱形筋の停止の頭方に付着
作用、働きとして肩甲骨を内転、挙上、下方回旋させる。
日常生活では、肩甲骨を維持して姿勢を保持するように働いてくれています。
以上のことから、肩まわりの筋肉は肩甲骨に付着していることがわかります。
そこで重要なこととしては、肩甲骨の動きが不十分であったり肩甲骨のポジションが理想の場所に位置していなけば、これらの主要な肩まわりの筋肉に負担が蓄積されやすい状態になってしまいます。
そうすると、肩まわりの筋肉の血流が低下して老廃物や炎症反応が滞りやすくなり、やがて肩こりとなってあらわれてしまいます。
したがって、肩甲骨の動きと位置が良いほうが肩こりになりにくいと言えるでしょう。
それらを決定しているのが、身体のゆがみの度合いであると当院では考えています。
院名 | 城東いまふく鶴見鍼灸整骨院 |
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