交通事故を目撃したら何をする?安全確保・119番・110番と救護の流れ

2026.09.14 | カテゴリ: 交通事故

交通事故を目撃したら、まず自分と周囲の安全を確かめ、けが人がいる場合は119番で救急を要請し、110番で警察にも事故を知らせます。誰かが電話しているように見えても、通報が済んだかは分からないことがあります。周囲の人と役割を確かめ、できる範囲で協力してください。

事故直後は慌てて当然です。けがの診断や責任の判定まで、その場の目撃者が引き受ける必要はありません。この記事では、助けたいと思ったときに優先すること、通報で伝える内容、救急隊へ引き継ぐまでの注意点を整理します。

まずは車道や事故車両の周囲の危険を確認する

助ける人が二次事故に巻き込まれないことが先です

消防庁は、倒れている人を見つけた場合、最初に周囲の安全を確認し、自分の安全確保を優先するよう案内しています。車が通る道路などでは特に注意が必要です。救助に向かう前の安全確認も、大切な救命行動の一部です。消防庁「救命処置」

交差点の中、見通しの悪いカーブ、雨で滑りやすい道路などでは、近づくこと自体に危険があります。車両の流れや足元を見ずに飛び出さないでください。煙や火、漏れた液体、散乱した破片などがあれば、安全な距離を取り、その状況を通報時に伝えます。

自分も運転している場合は、走行しながら電話や撮影をせず、安全に停止できる場所を確保します。事故現場のすぐ横へ無理に停車して道をふさいだり、危険な場所で車外に出たりすることは避けてください。

一人で交通整理や車両の移動を始めない

「後続車を止めなければ」と、車道に立って手を振る行動が常に安全とは限りません。見通しや交通量によっては、自分が巻き込まれる危険があります。通報先に道路の状況を伝え、警察や消防の指示を受けましょう。

事故車両や落下物を、目撃者の判断だけで動かす必要もありません。安全確保と現場の状況に応じた判断は専門の担当者に任せます。何もかも自分で片づけようとせず、危険を増やさない位置から助けることを考えてください。

119番と110番に、見えている事実を伝える

車道から離れた歩道でスマートフォンを使って連絡する女性

AIで生成した説明用イメージです。実際の事故現場や関係者の写真ではありません。

けが人がいる場合は119番で救急を要請する

最初に交通事故でけが人がいることを伝え、通信指令員の質問に答えます。事故が起きた場所、目印、関係する車両、分かる範囲のけが人の人数や様子が重要です。反応や呼吸の様子が分からない場合は、そのまま「分かりません」と伝えて構いません。

住所が分からないときは、近くの交差点名、建物や店の看板など、安全な場所から見える目印を伝えます。正確な住所を調べ終えるまで通報を待つ必要はありません。場所の特定も、質問に沿って進めてください。

例えば、「車とバイクの事故です。歩道から見ています。倒れている人が一人います。呼びかけへの反応はまだ確認できていません」と伝えることができます。これは言い方の例であり、文章を覚えてから電話する必要はありません。

警察への連絡は110番です

警察庁は、事件・事故の緊急通報を110番で受け付けると案内しています。警察庁「各種相談・情報提供」

事故現場の対応には警察への連絡も必要です。周りに協力者がいれば、一人が119番、別の人が110番というように役割を分け、どちらに連絡しているかを互いに確認します。一人しかいない場合は、まず目の前のけが人の状況を通報先に説明し、指示を受けてください。

すでに誰かが通報したと思われる場合も、「救急には電話しましたか」「警察へはどなたが連絡していますか」と確認すると、行き違いを減らせます。通報の重複を恐れて何も伝えないより、分かっている通報状況を添えて相談することが大切です。

分からないことを埋めようとしない

衝突の瞬間を見ていないのに、ブレーキ音だけでどちらが信号を無視したかを決めつけないでください。「音を聞いて振り向いた」「車両が止まってから見た」など、自分が確認できた範囲を区別して話します。

けが人についても、見た目だけで「骨折していない」「軽傷だから救急車は不要」と判断しません。本人が会話できても、事故によるけがの全体は分からないことがあります。診断名を考えるより、本人が訴えている症状をそのまま伝えましょう。

救急隊が来るまで、周囲と協力する

助けを頼むときは相手と役割を具体的にする

人が多く集まっても、全員が同じ作業をする必要はありません。「そちらの方、119番通報をお願いします」「救急車の到着場所を分かる範囲で伝えてください」など、相手に届く声で役割を頼みます。

けが人への対応をしている人がいるなら、必要な手助けを尋ねます。周囲から違う指示を何度も出すより、通報先の指示を受ける人を中心に情報を共有すると落ち着いて動きやすくなります。人を集めすぎて救急隊の通り道をふさがないことにも配慮しましょう。

反応や呼吸が分からないときは、電話の指示を受ける

反応がなく、普段どおりの呼吸がない、または判断できない場合は、そのことを119番で直ちに伝えてください。心肺蘇生やAEDが必要になることがあります。救命処置を知らない場合も、通信指令員から電話で指導を受けられます。可能ならスピーカー機能を使い、指示に沿って行動します。消防庁「救命処置」

この記事の続きを読みながら方法を探すより、現場では119番の指示を優先してください。AEDを使う場合も、機器の音声案内と救急の指示に従います。講習を受けたことがないという理由だけで、通報や助けを求めることをためらう必要はありません。

けが人を試しに立たせたり、関節を動かしたりしない

「歩けるか試しましょう」と立たせる、痛い首を回させる、腕を引いて起こすといった確認は避けてください。事故後の体の状態を目撃者が動かして判断する必要はありません。本人が動こうとしている場合も、無理に動く前に通報先へ状況を伝えます。

火災や後続車など、今いる場所に差し迫った危険がある場合は、その危険を119番に伝え、可能な範囲で指示を受けてください。動かさないという一点だけを優先して、危険な場所にとどまるよう勧めるものではありません。

けが人には「救急車を呼んでいます」「いま電話で確認しています」と、実際にしていることを短く伝えます。大丈夫だと断言したり、けがの状態を怖い言葉で推測したりせず、本人の話を聞き、変化があれば通報先へ知らせましょう。

写真や目撃情報は、安全と救護を優先して扱う

撮影のために近づかない

事故現場の写真を撮るために車道へ入ったり、けが人の近くへ人を集めたりしないでください。記録は安全と救護の妨げにならない範囲で考えることです。通報より先に撮影を始める必要はありません。

すでに撮影した画像や車載カメラの記録がある場合は、警察に情報を持っていることを伝え、提供方法を確認します。確認のために車両を動かしたり、現場で動画編集をしたりせず、元の記録を保つようにしましょう。

SNSへの投稿と、警察への情報提供は別です

けが人の顔、声、車のナンバー、周囲の会話などには、当事者の私生活に関わる情報が含まれます。「注意喚起のため」という理由でも、関係者が分かる画像や、確認していない事故原因をSNSに投稿することは控えてください。

目撃者として協力する場合は、警察へ、自分がいた場所、見た時点、直接見えた動きを説明します。他の人から聞いた話はそのことを区別し、分からない箇所は無理に言い切らないようにしましょう。

現場を離れるときは、必要な引き継ぎを確認する

仕事や家族の事情で現場に長くいられない場合もあります。警察や救急隊が到着しているなら、自分が通報したこと、見たこと、すでに伝えた情報を簡潔に話し、連絡先の提供など必要な協力を確認してください。

目撃者が事故後のすべての手続きを代わりにするわけではありません。保険の交渉や過失の判断を、その場で当事者から引き受ける必要もありません。専門の担当者に事実を渡すことが、できる支援の一つです。

子ども連れなど、すぐに近づけないときの協力

一緒にいる人の安全な居場所を確保する

子どもや介助の必要な家族と外出中の場合、事故を見てその場を離れると、一緒にいる人を危険な場所へ残してしまうことがあります。まず車道から離れた場所を確保し、子どもだけを置いて現場へ駆け寄らないでください。

近づけない場合も、安全な場所から通報したり、近くの大人へ協力を頼んだりできます。「子どもと一緒なので車道へは近づけません」と状況を伝えて構いません。できない作業まで一人で引き受けるのではなく、その条件でできる支援を考えましょう。

通報後も、電話での確認に対応できるようにする

通報が終わった後に確認の連絡がある場合に備え、通信指令員からの案内を確認します。電話の電池が少ない、音が聞き取りづらいといった事情があれば早めに伝え、可能な範囲で周囲の人にも協力を求めてください。

騒音で質問が聞こえないときは、分かったふりをせず聞き直します。安全な範囲で少し場所を移せるかも考えましょう。電話中に他の人から情報を受けた場合は、自分で見たことか、他の人の話かを区別して伝えます。

この記事は主に目撃者の行動を説明しています。事故に関係した運転者には別途必要な対応があるため、目撃者向けの説明だけで手続きを終わらせないでください。当事者も目撃者も、その場の警察や救急隊の案内を確認して行動しましょう。

当院スタッフが目撃した事故から考えること

2021年に公開した元の記事では、当院スタッフが雨の日に、停車中の車と後方のバイクが関係する事故を目撃したと紹介しています。スタッフが救急車を呼び、警察への連絡は別の目撃者が行ったという記録です。

この経験から大切にしたいのは、現場にいる人が役割を分けて、必要な連絡につなげることです。当時のけがの詳しい診断や、その後の経過はこの記事では確認できないため、救護の効果や回復までを推測して紹介することはしません。

同じように見える事故でも、交通量、天候、車両の位置、けが人の状態は違います。体験談の行動をそのまま再現するのではなく、その場の安全と通報先の指示に合わせてください。普段から家族と緊急連絡先を確認し、自治体や消防の救命講習に関心を持つことも備えになります。

交通事故を目撃したときのよくある質問

本人が「大丈夫」と言ったら、通報しなくてもよいですか?

本人の言葉だけでけがの程度を決めないことが大切です。交通事故として警察への連絡を行い、けがや体調の異変がある場合は119番で状況を伝えてください。意識や呼吸の変化、強い痛みなどがあるのに、本人の遠慮だけで救急対応を遅らせないようにします。

私が応急処置をできないと、何も役に立てませんか?

安全な位置から通報する、周囲に助けを頼む、現場の場所を伝える、救急隊へ見たことを引き継ぐといった協力ができます。一人で全部できる必要はありません。処置が必要な状況では、分からないことを通信指令員へ伝えて指示を受けましょう。

事故を見た後、落ち着かずつらいときはどうすればよいですか?

まず自分が安全な場所で休めるようにし、信頼できる人へ出来事を話すことも考えてください。眠れない、不安が強い、生活に支障が続くなどの場合は、医療機関や地域の相談先へ相談しましょう。現場の映像を繰り返し見て、自分の対応を責め続ける必要はありません。

事故後に体の痛みがある方へ

事故によるけがは、まず医療機関で状態を確認することが基本です。整骨院への予約だけで、胸部や頭部などの重大なけがの確認を代わりに行うことはできません。診察を受けたうえで当院への相談を検討する場合は、交通事故後の施術案内をご確認ください。

費用や保険の扱いは条件によって異なります。すべての事故で施術費が必ず0円になるとは限らないため、保険会社や担当窓口へ確認し、当院の料金案内も併せてご覧ください。

城東いまふく鶴見鍼灸整骨院は大阪市城東区今福東1丁目7-5にあります。スタッフ紹介アクセス案内予約方法を確認できます。これらは通常の来院相談の窓口です。事故直後の救急要請は119番、警察への緊急連絡は110番を利用してください。

当院のご案内・アクセス

城東いまふく鶴見鍼灸整骨院の外観
院名 城東いまふく鶴見鍼灸整骨院
所在地〒536-0002
大阪府大阪市城東区今福東1丁目7-5
電話番号06-6167-8503
営業時間【午前】9:00~13:00
【午後】16:00~20:00
休診日土曜午後、日・祝日

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  • JR学研都市線「放出駅」北出口より徒歩26分

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