本日は、産後にみられる股関節の痛みについて述べさしてもらいます。
産後から約6か月間は、女性ホルモンが分泌されるため骨盤が不安定になりやすくなります。
そうすると、骨盤が歪みやすくなるため股関節まわりに付着する筋肉に負担がかかり炎症がおきてしまい、痛みとなってあらわれます。
これらの根本的な原因を取り除くには、骨盤矯正をすることで歪みを改善させ股関節まわりの筋肉にストレスをかけなくすることが有効な手段の一つといえるでしょう。
○股関節まわりに付着する筋肉とその作用
縫工筋
骨盤を形成する寛骨の一部である腸骨の上前腸骨棘に付着する。
作用として股関節を屈曲、外転、外旋させる。
大腿筋膜張筋
骨盤を形成する寛骨の一部である腸骨の上前腸骨棘に付着する。
作用として股関節を屈曲、外転、内旋させる。
大腿直筋
骨盤を形成する寛骨の一部である腸骨の下前腸骨棘と寛骨臼に付着する。
大腿四頭筋の一部であり、作用としては股関節を屈曲させる。
薄筋
骨盤を形成する寛骨の一部である恥骨の恥骨下枝に付着する。
作用としては、股関節を内転させる。
長内転筋
骨盤を形成する寛骨の一部である恥骨の恥骨結合の前面から恥骨結節に付着する。
作用としては、股関節を内転、外転、屈曲させる。
大内転筋
骨盤を形成する寛骨の一部である恥骨の恥骨課下枝、座骨の座骨結節、座骨枝に付着する。
作用としては、股関節を伸転させる。
短内転筋
骨盤を形成する寛骨の一部である恥骨の恥骨体、恥骨下枝に付着する。
作用としては、股関節を内転、内旋、屈曲させる。
上記にあるように、骨盤まわりには多くの筋肉が付着しています。
そうすることにより股関節がさまざまな動作を可能にしています。
例えば、椅子から立ち上がり座るといった何気ない動作にも股関節がスムーズに動くことにより、実現されています。
骨盤に歪みが生じると股関節に作用する筋群にも影響がでるため、痛みや動きによって制限がでることも少なくありません。
結果的に、椅子に座ったり立ち上がるといった日常生活でかかすことのできない動作にも支障をきたすこともあるので注意が必要です。
また、股関節に付着する股関節内転筋群の作用として片側の重量が変位するときに、骨盤を安定させる機能的役割があり、歩行時において立脚期から游脚期、游脚期から立脚期へ移行するときに内転筋群がはたらきます。
これらのことから、歩行時に股関節痛がある場合は股関節に負担がかかりやすい状態であり、骨盤の歪みがきつくなっているかもしれません。
産後に股関節痛でお悩みの方は、気軽にご相談ください。
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