先日、鶴見区からお越しの肩のつらさや痛みでお悩みの患者様から、「肩のしんどさが、楽になる簡単なストレッチみたいなものを教えて欲しいです。」
と頼まれました。
こう、お応えいたしました。
「筋肉の特性を生かしたストレッチ体操があるのでお教えいたしますね。」
本日は、その時お伝えした内容となぜそのやり方をすると効果があるのか?を説明せていただきます。
筋肉の特性とは?
筋肉は軽く力を入れ(緊張)、その力をゆるめてリラックス(弛緩)したあとは、特にほぐれやすく、柔軟性を取り戻すという性質を持っています。
ストレッチ体操で体を動かすことで、筋肉がほぐれていきます。
それは、血流がとどこおりなく流れるようになることと関係があります。
筋肉が正しく動かないと血流が悪くなり、痛みも出てくるメカニズムとは?
心臓から押し出された血液は、動脈を通って全身をめぐり、静脈を通り心臓に返ってきます。
静脈の血圧は弱いので、身体の隅々から血液を心臓に戻すためには、筋肉の助けを借りないといけません。
筋肉が正しく働いている時は、テンポよく自然に収縮と弛緩を繰り返しています。
筋肉は収縮している時に、血を送り出します。
筋肉が緩んだ時も、静脈には逆流防止の弁があるため、逆流はせず血管に血が留まります。
このような作用があるので、心臓の補助として、筋肉が血を送り出していると言えます。
肩につらさがある方は、筋肉がいつも緊張していて、 収縮と弛緩が正常に起こらないので血液循環が悪くなっています。
筋肉は血液循環が、うまくいかないと緊張がさらに高まり、もっと血液循環が悪くなります。
結果的に回復能力が低下するため肩につらさや、しんどさを感じてしまいます。
筋肉の特性を使ったストレッチ体操をご紹介します
- 肩をすくめて、身体にもグーとチカラをいれて10秒待ちます。

- 一気にチカラを抜きます。

もう一つのやり方です。
- 脇につけた腕を肘から先だけなるべく開きます。そして、肩をすくめて身体にもグーとチカラをいれて10秒待ちます。

- 一気にチカラをぬきます。

これを10回ずつ、くりかえします。
前述いたしましたように、筋肉の特徴的な作用により、このようにすると、血流不全が解消して、肩周りの柔軟性が回復いたします。
そもそも、なぜ筋肉が正しく動かないのか?それは骨盤が歪んでいるからです
肩のつらさの原因は、お身体の基礎である骨盤が歪んでしまったことによるものです。
お身体の土台である骨盤が歪んでしまうと、重心がズレて姿勢がくずれていきます。
そうなりますと、姿勢を支えている筋肉に負担がかかり、例えば肩の筋肉が上手に動かなくなります。
上手に動けなくなった筋肉は、すでに書いてまいりましたような悪循環に落ち入ります。
骨盤矯正をすることで、歪んでしまった骨盤を元に戻して、重心を戻し、姿勢を改善していき、肩周りの筋肉の動きを改善して、肩こりを改善してまいります。
本日は、最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます。
‘‘今福鶴見駅から徒歩5分‘‘「骨盤矯正専門」城東いまふく鶴見鍼灸整骨院でした。