第３の腰痛？！坐骨神経痛も伴う新しい腰痛の報告

最近の医療、お医者さんやリハビリの先生、そして私たち接骨院のスタッフや鍼灸師の先生の中で話題になっている腰痛があります。

今回はあえて腰痛という表現をしますのは、腰のしんどさや坐骨神経痛の原因となる腰痛と紹介されているのでそれをここでも同じように紹介します。

それが上殿皮神経障害と呼ばれるものです。

 

この神経は背中の筋肉である広背筋の続きにある胸腰筋膜という膜状の線維の部分に体の中らその膜を突き破るように皮膚に向かって骨盤の付近で出てきます。

そしてその疾患は胸腰筋膜が緊張しすぎた状態になってその上殿皮神経を締め付けて神経のシビレや痛みの症状が出ることです。

症状は腰からお尻にかけて痛みがあり、人によってはお尻の付け根から太ももの後ろまで坐骨神経痛と似たような場所が痛む人がいるとの報告があります。

歩いたり腰をひねったりするような使う動作が多いときに、あとは起き上がりの時などに痛みが強くなる傾向があるそうです。

じっと同じ姿勢で座り続けていたり、しゃがみこんだりしても痛みが強くなる場合があります。

実はこの疾患の診断することはとても難しくMRIなどではうつらないので

ピンポイントでその神経が皮膚の上から触れる場所を押してみて痺れが走るかを診るそうです。

 

他の傷病の可能性がほぼ無く、今の検査で症状が出た時初めて上殿皮神経障害かもしれないとされるらしいです。

いずれにしろ確定診断はとても難しいようです。

重症例、つまり何をしても強い痛みがなくならず生活に支障をきたす場合は手術の適応となることもあるそうです。この手術は先ほど神経を締め付ける筋膜に切れ目を入れたり、痛みを出す神経を焼き切ってしまうような手術だそうです。

そして接骨院で治療する場合はその胸腰筋膜、それを緊張させる広背筋など背中の筋肉の緊張を緩めたり、反対側から筋膜を引っ張ってしまうお尻の筋肉や太ももの筋肉の緊張を緩めることだということです。

今回の報告は新しい腰痛といわれていますが、実際腰痛は原因がわからないものが７０％くらいあるといわれていますが、そのわからない腰痛のうちの１５％はこの上殿皮神経によるものだという報告もあります。

 

上殿皮神経障害という新しい腰痛は当院の骨盤矯正とのかかわりを考えてみましょう。

胸腰筋膜は体幹、特に背中や腰の姿勢にとても強い影響を受けます。

骨盤の歪みがあればその背中の姿勢は崩れ胸腰筋膜が緊張してしまうのは間違いないでしょう。

逆に言うと骨盤矯正をして姿勢を整え胸腰筋膜の過緊張を改善したら上殿皮神経障害に無理なく改善することができますので優れた解決法ではないかと思います。

そして実際診断の難しいこの疾患の患者さんが知らずに今まで骨盤矯正を受け改善してきた可能性も低くないと考えられます。

腰のつらさのメカニズムはいろいろな発見が最近多くされています。

骨盤矯正はその報告としっかり照らし合わせ、そのお辛さを改善する根拠を持ってお勧めできるものであります。

 

『骨盤矯正専門』の城東いまふく鶴見鍼灸整骨院でした

 

 

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