今回は、頭痛のなかで緊張性頭痛と呼ばれているものについて述べさしてもらいます。
皆さま一度くらいは、経験されたことがあると思われる頭痛の一種で全体のおよそ9割がこの緊張性頭痛といわれています。
症状としては、後頭部や頭全体にかけて痛みや鈍痛を日常的におぼえ度合いによっては吐き気を伴う場合もあります。
何らかの理由で首から肩にかけての筋緊張が強まるため、筋肉の間を走行する血管が圧迫されるため頭部にいくはずの栄養と酸素が欠乏するためにおこるといわれています。
いわゆる阻血状態がつづくことで筋緊張型頭痛がおこるメカニズムとなります。
○緊張性頭痛と関係する筋肉と、その作用
・頚板状筋(けいばんじょうきん) 作用として頚部を伸展、同側方に回旋する。
・頭板状筋(とうばんじょうきん) 作用として頚部を伸展、同側方に回旋する。
・肩甲挙筋(けんこうきょきん) 作用として肩甲骨を挙上する。
・半棘筋(はんきょくきん) 作用として頚部と体幹を伸展、一側が働くと頚部と体幹を反対側に回旋する
・僧帽筋(そうぼうきん) 作用として肩甲骨を内転、挙上、下制、上方回旋させ頚部を伸展する。
上記に述べた筋肉が緊張されることにより、首から肩にかけての作用と動きが悪くなると、筋ポンプ作用も低下します。
そうすると血流も悪くなるため、栄養と酸素が運搬されにくくなり、緊張性頭痛へとつながります。
また、これらの筋肉が負担を受けることで後頭筋、側頭頭頂筋、前頭筋が緊張頭部にある帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)が引っ張られることによって、頭を締め付けられるような感覚がおぼえて、より辛い頭痛に感じてしまうことがあります。
○首から肩にかけて筋緊張をやわらげるには?
現代社会では、パソコンやスマートフォンを使用することが多くなり筋緊張を起こしやすい環境になりつつあります。
しかし、これらは手放せない生活の一部であることも認識しなければならないことでしょう。
そこで気をつけてもらいたいことは使用方法となります。
時間であれば長時間おこなわないようにしたり、体勢であれば無理な体勢で使用しないなど少し意識されることで体にかかる負担を減らせます。
また、昨今ではインドア生活が充実されてきたこともあり外でからだを動かして遊ぶことも減ったようで、運動不足の方も多くみられます。
そうすると、筋ポンプ作用がさがり血流が低下して筋緊張を起こしやすくなりますので、一日のなかで数分でも簡単な体操をされたり、家の周りを散歩しつつ腕をよく振りながら歩行するなどして、からだを動かして血流を改善させていきましょう。
これらを心がけて日常生活を過ごすことで、筋緊張をやわらげることにより筋緊張性頭痛の予防にもつながります。
それでも筋緊張性頭痛が続くようであれば、他にも筋緊張を引き起こすなんらかの原因があるかもしれません。
当院まで、お気軽にご相談ください。
院名 | 城東いまふく鶴見鍼灸整骨院 |
---|---|
所在地 | 〒536-0002 大阪府大阪市城東区今福東1-7-5 |
電話番号 | 06-6167-8503 |
営業時間 | 【午前】9:00~13:00 【午後】16:00~20:00 |
休診日 | 土曜午後、日・祝日 |
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
9:00~13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● |
16:00~20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | × |
休診日:土曜午後、日・祝日 |