交通事故による腰部捻挫の治療
腰部捻挫の症状
日常生活を過ごすなかで、以前は体に痛みや不快感がなかった人が交通事故に遭ってから腰痛になったり、症状がひどくなったりすることがあります。
これは、事故により体に強い衝撃が加わり腰の筋肉や軟部組織が損傷するため、ギックリ腰とおなじような状態になるといわれています。
ギックリ腰といわれて連想するものとしては、重たいものを持ち上げたときや急に体を捻ったときに腰に激しい痛みが走ったりするものとおもわれます。
いわば、腰椎や靭帯、筋膜、軟骨などの軟部組織が損傷して腰部に炎症をおこしている状態です。
医学的に、ギックリ腰は急性的椎間関節捻挫とよばれ、頸椎捻挫(むち打ち症)と同じ捻挫となります。
事故に遭われると頸椎だけでなく骨盤や腰椎も負傷します。
むち打ちと同じ強い衝撃が同じように腰椎でもおきていることになります。
また、普段から腰部に不安をかかえている方は、交通事故の衝撃により慢性的な腰痛が悪化することもあります。
当院での治療
当院では、急性的椎間関節捻挫にたいしてRICE処置をおこない、炎症反応をおさえます。
炎症反応が低下してきたら、周りの軟部組織にたいして筋徒手療法を用いて血流を促進させて回復しやすい状態をつくります。
併用して鍼灸治療を行うことで更に周りの軟部組織の回復をうながします。
また、事故で受けた衝撃により骨盤と全身のバランスが崩れているときには、矯正治療を行うことで歪みを整え治療効果を向上させて、早期回復をめざします。